シルバーアクセサリー作りの最終工程、【研磨】 全ての作業の終着点にして、最も工程の多い作業でもあります。

鋳造されたシルバーアクセサリーを塊から切り離していきます。鋳造されたばかりのシルバーは軽石の様な真っ白くザラザラとした質感です。これを鋳肌(いはだ)と呼びます。
このリングに息吹を与えていく作業が始まります。
まずは切り離した時にできるシルバーが流れた湯道と呼ばれる余計な部分を一つ一つ丁寧に削り落としていきます。

鋳肌の表面をいぶし液で煮込むことで黒く変色させていきます。この工程をすることで研磨した際の陰影感の下地となります。

いぶしたシルバーアクセサリー

ここからが研磨に入っていきます。指輪であればサイズを整え、内側の研磨から行います。
粗削りで表面を平滑にし、中目、細目と何段階に分けて表面が鏡のように移るまで磨き込みます。研磨の摩擦熱によって指輪は熱を帯び100℃近くになることもあります。

指輪の内側を磨く道具
内側を磨く道具だけでも何種類を使い分けます
指輪の内側を磨く
指通りが良くなるように滑らかに仕上げます

外側も鋳肌を荒く削り落とし、平面がある物は平面を出していきます。
研磨用のディスクだけでも硬さや、用途によって沢山の種類があります。これを曲面に合わせたり、角を作ったりと駆使しながら細かく細かく研磨していきます。何時間もの時間を掛け、表面が鏡の様になるまで丹念に磨き込んでいきます。
「鏡面仕上げ」と呼ばれるのはこの長く複雑な工程によって現れる鏡の様なこの状態が由来です。

指輪を磨くディスク
バフ研磨用のディスク、硬さや用途で使い分けます
鏡面を目指し、丹念に磨きこみます
鏡面を目指し、丹念に磨きこみます

仕上りはもちろん経験豊かな職人の技だからこそ綺麗に、滑らかに歪みなく仕上げられるのです。

最終研磨が終わった作品は、まさに息吹を与えられ、美しさを与えられます。

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